上善如水

数あるネット上の浮遊物

七転び八起き

このままフェードアウトするかも…と思っていた不妊治療、とりあえず来月から再開することにした。
コロナだったしまあいいやーめんどくせ、とだいぶ投げやりにしていたのは事実で、しかし何もしないのはもったいない(謎)ので、がんばってタイミングだけは実行していた。でも毎度律儀にリセットされる。自然では本当に本当に本当にマジで神頼みしたってたまにコーヒー断ちしたって無理だということが理解できた。
夫は治療前と同じように、リセットが来たことを伝えると残念だったね…と言う。彼は本当に残念がっている。でもどうしようもないのだ。申し訳ないけれど。


夫は子どもが欲しいタイプなのだ。私はそうではなかった。彼が欲しいのならば死ぬほど痛いと思い続けているあの出産の痛みも耐えてやってもいいかな(爆)と思った。考え方の違いというか、どうしても私自身が心から子どもを望んでいるわけではなかったし、まあ人間のメスだったらだいたい産めるっしょ!みたいなどこか他人事のような気持ちしか持てなかった。


IVF専門病院に通ってからの丸二年、AIH と IVF に費やした。どうやってもできなかった。
ホルモン値はたいして重要視していない病院だったけど、超低AMHのわたしでも適度に刺激したら卵胞は育つし、採卵でも見えていた数だけは採れた。受精率は六割程度、内膜11mm前後、毎回初期胚を二個戻し、P4E2もしっかり補充した。最後はヘパリン注射までやってみた。残念なことに凍結胚は一度も実現できなかった。ドクターに凍結胚移植や胚盤胞の話もしてみたけれど、それは最後までやってもらえなかった。


でも、諦めたくなかった。


冒頭に「コロナだったしまあいいやめんどくせ」と書いたし、実際そう思う気持ちがあったわけだが、なぜか諦めの気持ちはなかった。だからせっせとタイミングだけはしてたのかもしれない(爆)


そうなのだ、斜めにトガっているこんな私だって、やっぱり心のどこかでは子どもを授かりたいのだ。
それに気づいて夫と話し合い、初診予約を取るに至った。


先のことはわからない。いつだってそうだった。
でもわたしは「実現するために叶うかわからない目標を持っていた」のは確かだ。だからいまここにいる。
全っ然スピ系じゃないけど、引き寄せの法則みたいなのはあるんじゃないかと思っている。
信じたいのは、「いま私自身が子を授かりたいと思う気持ち」を持っているということだ。