粉骨砕身
ここに文章を書くときは非常に荒んでいるという状態なので
読んでくれるひとがいなくても書くことにしている。
コロナ禍で世界中てんやわんやだった2020年。
夏に転院し紆余曲折あったが採卵・移植を決行し
結果、初の陽性判定をもらった。
前院と変わらず高刺激、そして戻した受精卵は二日目新鮮胚。
なんだかこれでよかったんだろうか?ともやもやしながら迎えた判定日。
採血結果は帰りの電車内での電話で聞いた。
ET12 で HCG25
全然実感がなかったし数値がでたのも初めてだったので検索魔になり
そうして得た情報は、継続率35%(だったか忘れたけど、とにかく低い)。
ET15 で HCG75
担当医は、数値はちゃんと伸びているからと言ってくれた。
でも、数字が何よりも信頼されうるもの、と思い込んでしまったわたしは
せっかく着床してくれた受精卵を信じることができていなかったんだと思う。
でも4wだったその週終わりごろには、眠気もいままでにないくらい頻繁にあり
気持ち悪さもうっすらと感じることができ、
なんとなくだけど何かが胎内にいるという事実を実感しつつあった。
5wになったころ、突然出先で腹痛があり、
何かが起きたのではないかと直感的に感じた。
産婦人科はクリスマスと年末年始を挟んでしまっていて
予約が年明けにしか取れず。
とりあえず電話してみたけれども、いまは様子を見るしかできませんと言われ。
そらそうだわな、自然妊娠だったら5wなんてまだ病院行かないもんね、と思い直す。
妊娠検査薬はまだ二本線を見ることができたけれども、なんとなく薄くなっていて。
感じていた体調の波も、これはきっとホルモン剤の作用なのかな、と思ったり。
とにかく気持ちが前に向かず、だいぶ辛いクリスマスと年末年始だった。
年が明けて7wに産婦人科で診てもらったけれど
HCGは0.8、胎嚢も作られる前くらいに化学流産してしまったんだろうと思う。
移植五回目にして陽性が出たという事実を鑑みて
治療はもうちょっとだけ続けたい。
余談だけれど、この周期のパワーソングは RADWIMPS だったなあ。
野田くんの声とともにクリニック通ってたよ。