永遠不変のものはない
ブログの更新が一年前だったことに、メールをもらって気づいた。
それくらいの月日が経ってしまったようだ。
不妊治療は終了した。
最後に採卵したのが2021年4月。
詳細につけていた治療ノートも見返す気がない。
たしか採卵が失敗して、移植ができなかったような記憶。
しばらくお休みしようと決めた。
でもさ、人工授精ならダメ元でやっても、負担ないからいいんじゃない?
ってわたしが自分で言ったような記憶。
それと同時に、卵子提供も視野に入れ始めていた。
日本じゃない、ここに住んでいるからできることを、ってけっこうふたりで前向きだった記憶。
いろんなことがもう記憶の彼方に行ってしまった。
いま、彼はここにいない。
去ってしまった。
好きなひとができて、家を出ていってしまった。
それにはいろいろな要因がある、と頭では理解できている。
治療の成果が出なかったから、というわけではない。
彼は、そういう人間ではなかった。
でも、妊娠できていて、子どもが産まれていたら。
彼はここを去らなかった
かもしれない。